「いのちの重み」考える ~次男失った市原さん講演~

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  • 2015.01.07

「いのちの大切さを実感させる教育」の一環としてNPO法人おかやま犯罪被害者サポート・ファミリーズ理事の市原千代子さん=備前市三石=がゲストティーチャーとして1月7日、本学で講演し教育経営学科、体育学科の学生ら約100人が熱心に耳を傾けました。

市原さんの次男圭司さん=当時18歳=は1999年、知人3人から暴行を受けて亡くなりました。市原さんは遺影を前に、圭司さんの生い立ちや事件当日のこと、遺体に触れた時のことを振り返りながら「皆さんの手のぬくもりは生きている証しです。でも、その手は暴力を振るい、車のハンドルを握る手でもあり、加害者になるかも知れないことを自覚してください」と語りかけました。いじめが原因の自殺問題にも触れ、「いま苦しく、つらくても生きていれば必ず楽しいことはある。与えられたいのち、寿命を生きて、生きて生き抜いてほしい」と強調しました。

講演の最後に、来春から高校教師になる学級経営学科4年今井惇平さんが「毎日、あすはどうしよう―などと考えていますが、何気ない普段の行動そのものが生きている証しです。生きていることに感謝し、そうした思いを教育現場でしっかり伝えていきたい」と謝辞を述べ、参加者全員で黙とうを捧げました。

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