目標は「大学日本一」!硬式野球部の大学日本代表候補・徳山一翔投手に注目!

昨秋の明治神宮大会での好投や、2023年の日米大学野球選手権に向けた日本代表候補合宿のメンバーへの選出など、硬式野球部のエースとして活躍している左腕・徳山一翔(かずと)投手に、野球関係者の注目が集まっています。

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明治神宮大会での好投を糧に、さらなるレベルアップへ

徳山一翔(とくやま かずと)投手
体育学部体育学科2年、徳島県立鳴門渦潮高等学校出身
硬式野球部 ポジション:ピッチャー

徳山投手は、昨秋の明治神宮大会では2試合に先発。初戦の国際武道大学戦では7回を無安打無得点に抑える快投を見せ、名前を全国にとどろかせました。2戦目の大阪商業大学戦でも4回を1失点と「ホームベースの手前で浮き上がるように見えると言われる」と自身が語る、MAX148キロの速球を軸にきっちりとゲームメーク。「後ろに、いい投手が控えていましたので、思い切って投げられたのが、良い結果につながりました」と試合を振り返り、顔をほころばせました。

初戦の国際武道大学戦では、
7回無安打2四球9奪三振と圧巻の投球を見せた徳山投手
平松大輝捕手(4年)とのバッテリーで試合を組み立て、
見事なゲームメイクを披露
中国・四国地区代表決定戦にて近畿大学工学部を下し、
明治神宮大会への出場権を掴みとるIPUナイン

その後の12月には、2023年にアメリカで開催される日米大学野球選手権(7月7〜23日)に向けた日本代表候補合宿のメンバーに選出され、プロスカウトの注目する選手が顔をそろえる合宿に参加。23年のドラフト1位候補で、最速155キロ左腕の東洋大・細野晴希投手(3年)らの豪球を間近で感じました。「全員がすごい選手ばかりでした。僕も3年生のうちに、150キロ台前半のスピードボールが投げられるようにしたい」と徳山投手は目標を語ります。現在は、体を右に傾け、左腕を真上から振ることで、ボールの回転数とスピードをアップさせる練習を継続し、今夏の日米大学野球選手権本戦のメンバー入りを目指しています。

大学野球で勝負するために、投球フォームを改良してIPUへ入学

徳山投手の出身校である鳴門渦潮高校は17年夏に甲子園出場を果たしたこともある野球の名門校です。しかし、高3の夏はコロナ禍で甲子園大会も徳島県予選も全て中止でした。県予選の代わりに行われた県の独自大会では、準々決勝で、優勝した鳴門高校に敗れてベスト8。当時の球速は138キロほどだったため、「これでは大学でも勝負にならない」と、自ら徳島県内のトレーニング施設に通って個人指導を受け、投球フォームを改良してから入学しました。

大学では、元プロ野球選手のコーチらに「将来、プロで活躍できる可能性がある」と評価を受け、さらに「自信がついた」と語ります。カツオなどを漁獲する漁師の父・剛さんの背中を見て育ち、「将来は漁師になりたいと思っていました」という徳山投手ですが、「今はプロ野球選手になって、子どもたちに憧れられる存在になりたい思いしかありません」と決意を口にします。

投球フォームを改良し、IPUでの経験を糧にプロ野球選手を目指す

〝絶対エース〟として、大学野球日本一を目指す

IPU硬式野球部の野村昭彦監督は徳山投手について、「初めてキャッチボールを見た時に「すごくいいボールを放るな」と感じました。〝投げたくても投げられない〟〝教えたくても教えられない〟ものを持っていて、彼がいれば、『全国で戦えるな』と思いました。代表候補合宿で『全国にはすごい投手がいるんだな』というのを感じたでしょうし、『自分も彼らに負けない』と思って練習を積めば、社会人やプロの道も開けるはずです。」と評価します。

「ストレート1本は不利ですから、スプリット(落ちるボール)も練習しています。今年は大学日本一が目標です」と今後の目標を語る徳山投手。投球の幅を広げ、〝絶対エース〟としてチームをけん引する覚悟で、新シーズンに臨みます。

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