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冷静な走りで決めた!初の出雲駅伝出場

9月23日に、道後山クロカンパーク(広島県庄原市)で開催された「出雲全日本大学選抜駅伝・中国四国地区予選会」で、環太平洋大学は3時間06分30秒で、2位の広島大学(2時間07分24秒)を退け、初の代表権を獲得しました。

昨年の中国四国学生駅伝で惨敗し、出雲駅伝の出場権を逃した環太平洋大学は、最終の1枠を目指してこの大会に挑みました。この大会は、1周2.5kmの周回コースを4周の10kmレースに10名が出走し、上位6名の合計タイムで順位が競われます。

中距離の主力選手がこの予選会でも重要な戦力となる本学にとって、シーズンの最大目標である日本インカレから2週間で迎える今大会に調子を合わせるのは非常に難しい課題でした。そこで、5000m以上を専門とする選手たちは、先頭集団あるいはそのやや後方で最大限の力を発揮するレースプランを、日本インカレに出場した3選手と、8月まで1500mで日本インカレ出場を目指した選手は、後方から順位を上げていく無難なレースプランを立て、挑みました。

スタート直後、スローペースの気配を感じた土居森諒(現代経営2・如水館)が飛び出し、集団を30m程度引き離すと、集団のペースをさらに緩めるべく三井田陸斗(体育3・豊浦)が集団の先頭に立ちます。この集団についたのが、期待のルーキー・実近力丸(体育1・如水館)と、教育実習中のため前日深夜に現地入りした島田舜平(体育4・高知工)の2名。

少し空けて、チーム一番の成長株・三好将太(体育3・岡山工)、春先の不調から復活してきた大野達哉(教育経営2・高川学園)と日本インカレ出場を逃し、1ヶ月の準備で今大会になんとか合わせた平岡錬(体育2・新田)が集団でレースを進め、黒河一輝(体育4・今治東中等)、川東拓未(体育4・北条)そして千原康大(体育2・松江商)の日本インカレ組は、さらに後方からゆったりとスタートを切りました。

その後、土居森が先頭集団に吸収され、三井田は少し離れてマイペースでレースを進めた他は、順調にレースを進めます。3周目を終えて、土居森、実近、島田の3名は先頭集団から離され、顔をゆがめながらの力走に変わります。一方、その他の選手は力を残してラスト1周に。この時点で出雲駅伝の出場権獲得の可能性は50%程度、ただし、4~6番手の選手の表情を比較すると優勢か。応援部隊の声援にも熱がこもります。

迎えた4周目、ここまで力を温存していた三井田、平岡、黒河の3名はどんどん順位を上げ、前半から勝負をかけたその他の選手も懸命な粘りの走りを見せます。

フィニッシュラインで待つ応援部隊から見渡せる距離はラストの250m、そこに環太平洋大学勢で最初に姿を現したのは土居森、土居森が先頭から遅れること24秒の総合5位(30分28秒)でフィニッシュすると、続いて、猛烈な勢いで最後の坂を駆け下ってきた三井田が総合10位(30分55秒)、最後の1周で実近と島田を交わした平岡が総合15位(31分08秒)でフィニッシュ。

この時点で広島大学との差はたった1秒。

しかし、その後ろに続々と姿を現したのは環太平洋大学の白シャツ・青パンツのユニフォーム。ともに終盤苦しんだ実近と島田が総合17、18位(31分18秒)で並んでフィニッシュすると、勝利はほぼ確定的に。沿道では、フィニッシュ後にコースに折り返してきた土居森が歓喜のジャンプと派手なガッツポーズを繰り返し、それを見た黒河が勝利を確信したガッツポーズでチーム6番目、総合20位(31分23秒)のフィニッシュ。

この時点で、環太平洋大学の出雲駅伝初出場が決まりました。

「開学10周年で出雲駅伝」、「隠岐から出雲へ」。個人のトラックレースを重視しながらも、お世話になった皆さんに感謝の気持ちを伝えるために、どうしても手に入れたかった出雲駅伝出場。その出場に向けて、この2つのスローガンを掲げて取り組んできた想いが実った瞬間でした。

黒河がフィニッシュ直後にも三好が、やや離れて川東がフィニッシュし、8番手までが31分台でフィニッシュする最高の結果を収めました。その結果、上位8名で競う全日本大学駅伝予選会の部でも、昨年の記録を3分短縮する2位に。2年前に11分もあった広島経済大学との差は昨年8分に、今年は2分30秒まで縮まりました。さらに戦力が充実する来年には、出雲と全日本のダブル出場も視野に入り、勢いを増すチーム。この勢いをさらに強めるべく、出雲駅伝本番では、積極的なレースで、これまでお世話になったすべての方に楽しんでいただけるレースを目指します。

 

大会は、10月9日(月・祝)13時05分スタート、フジテレビ系列で全国に生中継されます。ぜひ、現地で、テレビの前でご声援のほど、よろしくお願い致します。